男性のクラミジアの原因
クラミジアは性感染症の中でももっともよく知られていて、かかってしまう人も多いのですが、実際にどのような症状が出てどのような治療をすれば治るのか経験してみなければ分からない人がほとんどではないでしょうか?
残念ながら日本ではまだまだ性感染症に対する意識が高いとは言えませんし、特に男性は性交渉には興味を示すものの、性感染症に対してはあまり知識を持っていない人が多いと言われていますので、そのようなことのないように意識を変えていく必要があります。
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クラミジアについて
性感染症に対する意識を変えれば性的なコミュニケーションによるトラブルも少なくなりますし、正しい知識を持つことでさらにコミュニケーションも濃密なものになると思いますから、これを読んでいる皆さんもいい機会なので覚えてください。
ここでは男性のクラミジアについてお話していきますから、今まで性感染症に対してあまり意識していなかった人はもちろん、興味はあったけど知る機会がなかったという人も是非目を通してください。
それでははじめにクラミジアとはどのような性感染症かと言うと、簡単に言えばクラミジアの菌が体内に入ってきて潜伏し、徐々に症状が出てくるという感じになります。
クラミジアは基本的に空気感染することがありませんので、感染するとしたら性的なコミュニケーションによってのみですから、もし自分が感染したとすれば性交渉をした際に相手からもらってしまった可能性が極めて高いです。
つまりたくさんの人と性交渉をしていると誰からクラミジアの菌をもらったのか分からなくなってしまいますし、それでは原因を究明することもできず、また同じことを繰り返してしまいます。
パートナーや配偶者のいる男性の場合、クラミジアに感染して移してしまうと浮気を疑われる原因にもなりますので、身体的なデメリットだけでは済まなくなりますから注意したほうがいいでしょう。
クラミジアの特徴
クラミジアの症状の特徴としてはまず排尿時に違和感を感じたり、排尿困難などが生じるところからはじまり、かゆみや赤みが出てきたり、湿疹のようなものが出たり、白いあるいは黄色い膿が出てくるようになります。
膿が出てくるようになると、さすがに自分でもクラミジアに感染していることに気付くでしょうし、何とかしなければならないと感じるでしょうから早めに泌尿器科かメンズクリニックを受診してください。
できればこのような状態になる前に受診したほうが良いので、性交渉があってから下半身の違和感を感じることがあれば一度診てもらったほうがいいでしょう。
また、先ほどクラミジアは性的なコミュニケーションによって感染すると言いましたが、これはセックスだけでなくオーラルセックスやディープキスによって感染する可能性もあります。
セックスしていないのになんで感染したんだろう…という人はそのあたりを疑ってみたほうがいいですし、たとえば風俗へ行った際にもらってしまうことはよくあります。
クラミジアの潜伏期間
クラミジアの菌の潜伏期間は比較的長めで、だいたい2週間〜3週間程度で自覚症状が出てくると言われていますから、感染してからもしばらくは自覚症状がないまま生活することになります。
もしその間に性交渉があるとその相手にクラミジアを感染させてしまう可能性が極めて高いですし、結果的に感染を広げてしまいます。
このようにクラミジアの原因はあらゆる性的なコミュニケーションによるものなので、そこはしっかり頭に入れておいて欲しいですし、普段から性交渉をする相手としっかりコミュニケーションを取ってトラブルにならないようにしておくことが大切です。
クラミジアの予防
次にクラミジアの予防についてですが、もっとも適切な予防法は定期的な性病検査で、これをやっておくだけでかなり感染の可能性を下げることができます。
性病検査は泌尿器科やメンズクリニックで行うことができますので、少なくとも1年に1度は受けておくと安心です。
性病検査にかかる費用は自由診療になりますので、保険適用外になるのですが、かかりつけ医がいれば融通を利かせてくれるところもありますので、普段から気軽に相談できるかかりつけ医を持っておいたほうが緊急時にも対応できるので便利です。
受診の環境を明確にするのがポイント
これから泌尿器科やメンズクリニックを探すという人も多いと思いますが、探すときのポイントとしてはまず自分の目的が何なのか、そしてどのような環境で診察を受けたいのかを明確にしてください。
たとえば男性にとって下半身の悩みはとてもデリケートなことですから、できるだけほかの患者さんと顔を合わせたくないという希望を持っている人も多いでしょうし、性病だけでなくほかのことも診てもらいたいという人もいるでしょう。
そのあたりの希望を明確にしておくことで自分に合った病院やクリニックを見つけられると思います。
最近ではインターネット上で医療系の専門サイトもありますので、そこで自分に合ったところを探すといいかもしれません。